鉄道研究会WOOノンJRの旅山陽編2日目−3
広島はやっぱお好み焼きだよ
(2日目−3 今治−広島)

 今治港で様々な別れがあった。あるものは船で三原に向かい、そこから青春18切符で大阪に帰る。あるものは飛行機で、あるものは車で、そしてK.Sさん、S.F君、Ke.S君と私は船で広島に向かう。
 最初に別れたのはM.Oさんだった。三原行きの小さな船を全員で見送った。「長いつきあいだったなー」「飛び込め!」などと、(おそらく)聞こえていないのをいいことに、精一杯のお見送りをした。そしてその後、残ったメンバーで記念撮影をした。三原行きの船の時間が迫っていて、M.Oさんと記念撮影をする時間がなかったということで(笑)。

 広島行きの高遠船は、まず真っ先に来島海峡大橋の下をくぐる。船には小さいながらもデッキがあり、そこから「この橋を自転車で渡ったんだぁ」と感慨深く見上げる。 しかしこの船、結構途中の島で停まる。そして結構人が降りていく。最初は遠慮気味に座席を確保していたが、そのうちテーブルのついたソファーが空いたので、そちらに移動した。そこで時刻表や今後の予定などを話していたら、お隣のご婦人から声をかけられた。「どちらからいらしたんですか?」
 そのご婦人はお孫さんと一緒に呉に帰るところとのことで、この辺の解説をしてくれたりと、いろいろとお話しを伺うことができた。音戸ノ瀬戸の話しとかも、興味深く聞かせていただいた。こういう交流は楽しいものだ。
 呉を出た船は、江田島を左手に見ながら一路広島へ。すると本州側の対岸に「呉ポートピアパーク(跡地)」が見えるとのこと。結局「あれじゃないか?」と、妙に不似合いな洋風の建物群を見つけることになった。「なぜ呉ポートピアパークは失敗したのか」などと議論したが、結局は「当然の結果」という答えであった。

 広島に着き、ここからまずは紙屋町という広島の繁華街へ路面電車で向かう。するとS.F君の携帯が鳴った。Ts.T君からで、
    「今、温泉に入っているよーん」
元々サンライズ糸山到着時間を船が出る1時間半前にしていたのは、「完走後に風呂に入りたい」という願望があったからなのだが、その時間は見事に移動時間だけでつぶれてしまった。それだけに妙に悔しい。
 紙屋町でパスセンターを見つけ、そこで明日の宮島口から先のバスを調査する。続いて本日の宿を電話帳で探して確保した。この時の値段交渉のおかげで、結構低料金で宿泊することができたのは、K.Sさんの功績であろう。しかし「ここからそんなに遠くない」というK.Sさんの言葉を信じて路面電車を横目に見ながら歩き始めたが、自転車でくたぴれた体には結構堪えた。

 宿に荷物を置き、今度は路面電車を使って早速お好み焼きを食ペに行った。お好み焼きの店がいっぱい入っているビル(結構有名らしいが、名前は失念)に突入し、繁盛していそうな店を選んで早速注文した。もちろんノンJRのルール通り、ビールは注文していない。
 そしてやってきたお好み焼きは期待通りのおいしさだった。私は初めての店ではいつもなるべくプレーンなものを注文することにしている。それでも十分おいしいが、他の皆さんはもっとデラックスなそば入りを注文していて、一口だけ頂いたがこれも本当においしい。今日一日の労力が報われる瞬間である。特に尾道でご当地名物の「尾道ラーメン」を食べそぴれているだけに、その喜びもひときわ大きい。
 各自喜んで平らげたところで、K.Sさんから「もう半分は食べられるぞ」とのお言葉。そこで全員で一番大きいものを共同購入し、4分割で食べることにした。その名は「全部入り」。オプションの具が全部入っているというものだ。ここではそばとうどんが選択できたが、先ほどはそばだったので、うどんで注文。これもなかなかおいしい。
 この店、当たりだったと正直思う。本当においしかった。あとで「広島で仕事をしていた」という知人に聞いてみると、そのビルの中では(本人曰く)一番いい店だったようだ。といっても5年以上前の話しだから、店が入れ替わっている可能性は否定できない。何せ店の名前は忘れたし。
 そしてせっかくカメラを持っていったにもかかわらず、写真を撮るのも忘れていたのですよ!あーあ。

 このあと、、K.Sさん、S.F君と私はまっすぐホテルに帰ったが、Ke.S君だけは「ちょっと」と一言残して夜の街に消えていった。まあ、いつものことだな。
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