|
本誌の読者のみなさん…お久しぶりね。桜島ゆきえです。TBSドラマの『華麗なる一族』を読者の皆様はご覧になったかしら? あまりにも衝撃的な結末に全くやるせない気持ちになってしまったわ。まあ個人的には吹石一恵さん演ずる美馬一子の健気さに思わず感情移入してしまったんだけどね。
まあそんなことはどうでもいいとして、昨年の8月のJRを乗り継ぐという『苦行の旅』、続く10月の『神戸南京町の探訪』に事情もわからず参加してしまってからというもの、『オタク』だか『テツ』だか知らないけれど、そういう方々の変態的な文化に触れてしまったことは、まさにナイトメア(悪夢)……とにかく今後におけるあの人々との接触は金輪際マッピラ御免だわ……と誓いつつ年越しそばを食べながら、紅白歌合戦のDJ−OZMAの下品な歌を見ていたという次第。 それもこれも何も分からないワタシを、説明不足のメールで誘い出すサトシ君が一番悪いってなことで、それから約2ヶ月というもの事実上の絶交状態だったんだけど、なんとなんと正月早々そのサトシ君からメールが届いたのよね。「お〜っと!サトシ君の誘いにはもう乗らないわ!…第一場内警戒!」ってな感じでメールを開いてみれば、次のような文面が書いてあったわ。
「サトシです。ゆきえちゃん“あけおめ〜!”…突然ですが、今度、バスで温泉や近江牛のしゃぶしゃぶでも食べに行きませんか?今回は電車は乗りませんので、ぜひ一緒に行きましょう」
なにが“あけおめ〜!”よ…もう30歳代も半ばに突入したんだから、ふざけるのもほどほどにしてほしいものね。でも、今回は電車じゃなくてバスというのが普通に気に入ったわ。だって、電車じゃないということは、あの忌まわしい鉄道研修会MOOだったっけ?…あの人々と接触しなくていいってことじゃん。しかも“近江牛のしゃぶしゃぶ”だなんて普通にポイント高いわ。サトシ君もなかなかやるわね…っと思って、サトシ君とのバスツアーをOKすることにしたの。
そして当日、待合せ場所の梅田の茶屋町のバス駐車場で待ってたんだけど、そこで“華麗なる一族の最終回”をはるかに上回る驚愕の事実が判明したわ。なんとその場にはサトシ君以外に大人7名子ども2名がいるじゃないの!これってデートじゃなかったんだ!しかも今までで最も人数多いじゃん…… 「いったいぜんたいどういうことよ!?今回はバスなのに何で鉄研の人が普通にいるのよ!?」……気が動転したワタシは大声で叫びたい気持ちを何とか抑えつつサトシ君を問い詰めたわ。するとサトシ君ったら「いや、鉄研っていってもバスくらい乗りますよ…」って説明にもならない言い訳していたわ。それならそうと最初からちゃんと言えよ!!…怒りが一気に沸点を超えてしまったわ。 しかもサトシ君以外のメンバーも……あのメガネでヒゲのおっさんが相変わらずいる上に、新たに東国原英夫知事みたいな人も加わって変態チックがパワーアップしていたわ。しかもバスの出発予定時間ギリギリにやってくる不届き者もいるし、いったいなんなのよこの人々は?……一度ならず二度ならず三度までもこんな人々としばらくの間、一緒の時間を過ごすなんて、藤原紀香の不可解な結婚よりも衝撃なインパクト満載だわ。 ちなみに、このバスツアーの添乗員さんが“姉歯一級建築士”チックな風貌な人だったことは特に記しておく必要があるわね。この姉歯添乗員さんの自己紹介によれば、本来の添乗のご専門は“四国八十八ヶ所めぐり”!!…そのようなエキスパートがいるだなんて、添乗員さんの背中に弘法大師の幻影が見えたようだわ。
というわけで約3時間半バスに揺られ、ランチバイキングの会場の長野県は昼神温泉の“伊那華”という宿に到着…すると、あのメガネでヒゲのおっさんが「ゆきえちゃん知ってる?ここの温泉でね、かつて恐ろしい殺人事件が起こったんだよ…“昼神家の一族”なんてね」などという寒〜いオヤジギャグを平気でするのには普通に怒りを覚えたわ。温泉に来てるのに逆に寒くなってはシャレにもならないわ。 まずは足湯の体験……床面に石がたくさん埋めてあって、足裏のツボを刺激するという趣向なんだけど、相変わらずというかメガネでヒゲのおっさんやサトシくんまでが「いたい〜!」とか「拷問だぁ!」とか「いっそこのまま殺せぇ!」とかうるさいのなんの…回りの他のお客さんがひいてるのがわからないなんて、アポなしで川内康範の青森の自宅まで訪問する森進一よりも愚かだわ。
ランチバイキングと温泉で3時間を過ごした昼神温泉を後にして、バスに揺られて約2時間…今度はレスト関ヶ原なる場所でで近江牛のしゃぶしゃぶと串揚げ食べ放題。ここは関ヶ原ウォーランドというB級(いやC級かも…)のテーマパークに併設されているんだけど、食事の会場がビックリ!「ここは社員食堂か?」みたいなひなびた感じの雰囲気がみなぎっているじゃないの!芦屋とか帝塚山の素敵なお店でのランチやディナーが大好きなワタシにとっては、日本史の授業で使う副教材に載っている絵巻物を見るかような感じだったわ。 しかも、近江牛のしゃぶしゃぶの消費を抑えるためなのか、給仕のみなさんが串揚げを次から次へと揚げるというオシム監督顔負けの組織的戦術をとっているのは感心させられた次第。でも、ランチバイキングからそんなに時間が経ってないし、串カツも牛シャブもそんなには食べられないつ〜の!
ちゅーわけで大阪に戻って、強行日帰りバスツアーはおしまい。それにしても、電車の人たちがバスツアーして本当に楽しかったの?。まったく、この人々の生態はNHKスペシャルの“プラネットアース”の題材にすべきだと思ったわ。 [この項おわり]
|